ごあいさつ

「お外遊びの困った!」を解決したい

株式会社シーエフアール代表の田中真治です。

我が家には2頭のゴールデンレトリバーがいます。
とても大切にしている愛犬で、たびたび海や雪山などに連れ出しては 一緒にアウトドアを楽しんでいました。特に水遊びが大好きで、海や川など水を見れば何時間でも一生懸命遊ぶワンコたちです。

そんなとき気になったことがありました。冷たいお水で遊んだあとは寒さで震えてしまい、翌日に体調を崩して獣医さんのお世話になることも少なくありませんでした。
適切に保温してあげれば、そんな困ったを解決できるのでは?と考え、OEMで培った知識を使って犬用ウェットスーツの商品化を決定しました。

暖かく動きの邪魔をしない高級ウエットスーツ生地を使用し、ワンコには快適さを飼い主さんには心配の軽減を提供できたらと思っております。
また、ドッグウェットだけでなく、ワンコとの遊びで困ったことを解消できるような商品を、これからも届けていきます。

代表プロフィール
1981年生まれ。
大手釣具メーカーの釣り用履物や、老舗ダイビングブランドのウエットスーツなどOEM歴10年。
8年前にゴールデンレトリバーを迎え、犬との暮らしの楽しさに目覚める。 OEMの経験を活かし、犬との遊びを後押しするドッグアウトドアブランドを2019年に設立。

会社概要

会社名 株式会社シーエフアール
代表者 田中真治
住所 〒344-0112
埼玉県春日部市西金野井1704-46
TEL 090-5401-7538
URL http://cfr-outdoor.com

製造工場の様子

こちらではちょっとした工場の紹介をしております。

クロロプレン発泡

クロロプレン発泡後は、収縮を落ち着かせるために雨天以外は屋外でガス抜きをします。
ガス抜き完了後に各商品指定の硬度に仕上がり、指定の厚みにクロロプレンをスライスしてジャージ貼り合わせを行います。

鮎タイツや鮎ウェーダー、ウェットスーツは、体に密着する商品なので柔らかいクロロプレンを使用、ウェーダーのソックス部分や防護目的の商品は強度が必要になるので硬いクロロプレンを使用しています。
硬度の調整は発泡前の材料の配合次第で決まります。

裁断・接着

クロロプレンのスライスとジャージ貼り付けが完了したら製品の各パーツに合わせて裁断していきます。
スライスしたクロロプレンを数枚重ね、一番上のクロロプレンに型紙に合わせて白い線を引き、線に沿って機械でカットしていくとパーツの裁断が完了です。
裁断した各パーツの断面に接着剤を塗布して接着していくとウェットスーツや鮎タイツのような立体の形状に仕上がっていきます。

この裁断と接着は、手作業となるので熟練者でないと出来ない工程です。
防水製品は接着だけで防水機能を保持しているので裁断面に段差、接着モレ、接着断面にゴミが入るだけで漏水の原因となります。
当社協力工場では防水製品の裁断と接着をするには技術長が認めた作業者のみが作業しています。
初級者が釣り用ヒップガードのような平面の製品、中級者が当社ドッグウェットスーツや鮎用タイツ、渓流ウェーダーの防水ソックス部分、上級者がクロロプレンウェーダーなどの完全防水製品を担当します。

縫製

すくい縫い

写真の縫製は、通常のウェットスーツと同じ「すくい縫い」と呼ばれる縫製方法です。
すくい縫いは、クロロプレンの表面の1mm厚くらいの部分を、「すくう」ようにして縫製します。

防水製品であるウェーダーは、クロロプレンの全厚が4mm程度で、このうちの表側1mm程度を、すくい縫いをして残りの3mm部分で防水機能を保持し裏側にはシームテープで補強します。
もし表のすくい縫いなし、裏側のシームテープ無しにした場合、伸縮時に接着面(防水を保持している部分)にだけ力が加わり早い段階で防水機能が失われます。
すくい縫いと補強のシームテープを貼る事によって、伸縮時に加わる力を分散させる事が可能です。

フラットシーマ

薄物を縫製する場合はフラットシーマと呼ばれる方法で縫製します。
水着などの縫製でよく使われている縫製方法です。
当社協力会社のフラットシーマ縫製の商品は、夏用の鮎タイツなど薄いクロロプレン製品や、ラッシュガードなどです。

ちどり縫い

袖口や足首口などの断面をむき出しにしたくない場合は、断面にパイピングする場合がよくあります。パイピングをする際によく使われる縫製が、ちどり縫いです。

パイピングの目的は、岩場などでハードな使い方をすると断面が擦れて表面ジャージが剥がれたりクロロプレンがむき出し部分のキズを防止する事が主な目的ですが現在ではデザイン目的でパイピングすることが多いです。

パイピングの色を変える、ちどり縫いの糸の色を変えてデザインのアクセントにすることもあります。但しデメリットもありパイピングを施すと伸びが悪くなる傾向にありますので伸縮性を重視する商品にはパイピングをしない場合もあります。当社ドッグウェットスーツも伸びを重視するのでパイピングは施しておりません。

最終検査

梱包以外の工程を終えて、製品本体の最終検査を行います。 この工程では汚れ、糸始末、縫製不良、その他顧客ごとの検査項目を基に検品します。 検査の後に、1着ごとの梱包、カートン詰め、数量確認を行い、各国へ輸出されます。 全ての工程をお見せする事は出来ませんが当社ドッグウェットスーツは、このようにして生産されています。

ほんの一部の御紹介となりましたが、少しでも製造工場の様子がお分かり頂けたら幸いです。 今後共、株式会社シーエフアールを宜しくお願い申し上げます。

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